市立豊倉小学校(朝里川温泉1・塩見末巳津校長・生徒26人)が、(社)国土緑化推進機構の平成20年度学校関係緑化コンクールで、全国2位の準特選を受賞した。14日(火)、後志支庁による表彰状伝達式が、同校体育館で行われた。
同コンクールは、「学校林等活動・学校環境緑化で教育効果を上げた学校、又は学校緑化に功績のあった個人、団体を表彰」する。
豊倉小は、朝里川支流のワラビタイ川が校庭脇に流れる豊かな自然の中にあり、学校林で自然環境の学習に取り組んでいる。小樽市社会教育活性化事業として、小樽市博物館と協力して昆虫の生態調査を実施している。総合的な学習や生活科の学習時間には、学校林「川辺の小径」のゴミ収集を続け、樹木や生物、昆虫を愛し、地球環境の大切さを学んでいる。昨年は、森林レクリエーション協会の会長賞を受賞した。
伝達式は、10:30から行われた。塩見校長は、「2度目の受賞で大変素晴らしいこと。全国の小学校の中から豊倉小学校が選ばれ、大変名誉なことで嬉しい。樹木や生物、昆虫を愛することが、地球環境を守ることだと、皆さんから教えてもらった。感謝したい」と挨拶。
後志支庁の産業振興部・小林勝司林務課長は、「皆さんが自然を大事にしていること、大変心強く思っている」と、同校児童会・木村亜美会長(6年)に表彰状を手渡した。
この後、6年生・7人は、川辺のこみちの植生を明らかにするために、花を採集して写真を撮って図鑑で調べたことや、ワラビタイ川の水質調査を行ったことなど、「豊倉環境学習」について発表した。
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