小樽海上保安部管内の船舶海難(1月~6月)が、昨年同期の8件よりも6件多い14件に上ったことが分かった。
1月から6月までの船舶海難の内訳は、転覆5件(うち死亡1件)、推進器障害3件(同1件)、機関故障1件、火災2件、浸水1件、運航阻害2件となっている。12件が4月からの発生で、このうち7件がマリンレジャーに伴うものという。
また、人身海難は、乗船者の人身事故4件(昨年2件)、釣り中4件(同5件)の計8件(同7件)。釣り中の事故では、防波堤等での釣りで、ライフジャケット未着用の3件が死亡事故につながっている。
同部では、マリンレジャーの活発化と漁業活動の繁忙期を迎えることから、7月16日(木)から31日(金)までの全国海難防止強調運動期間中、衝突海難の防止や、ライフジャケット着用の推進、漁船の居眠り運航の防止・見張りの徹底などを実施する。