日本の伝統技術体験に取り組む市立向陽中学校(天神1・太田博之校長)の文芸部で、7月6日(月)、親と生徒が一緒に華道を学ぶ体験教室が開催された。
同部は、日舞や茶道、イラストなどに取り組む同校のクラブ活動。現在12人が在籍する。今回、PTA教養部(眞鍋由美部長)が、「親と生徒とともに日本の伝統技術体験を通し学ぶ」ことを目的に企画した。
生徒と保護者、教師合わせて20人が参加し、小原流小樽支部(田中豊貴支部長)の指導を受けて、かたちの基本花意匠の立てる・傾けるを学んだ。”立てる”ではバンブー・ユリ・カスミソウ、”傾ける”ではヒマワリ・ゴッド・ソリダコの計6種類の花を使用。
参加者たちは、「客枝の長さは主枝の3分の1で45度前傾させ、左右それぞれ20度の範囲に」や、「主枝の長さは器の寸法の2倍以内」などの基本に則って、それぞれの花を銀山に刺していった。中には、小学生の頃に華道を学んだ保護者もおり、隣の席の生徒と一緒に相談しながら、ヒマワリやゴッドの花を生けた。
山田京香ちゃん(14)と小柳茜ちゃん(13)は、「初めてで難しいけれど、楽しいです。放物線の中におさまるようにお花を描くということが難しい」と、頭を悩ませながらも華道入門を楽しんでいた。