パワフルな作品がずらり「アフリカンアート展」


africanart.jpg 「アフリカのひとたちが、材料も何もない中から創ったものには、力強いものを感じる。日本の子供から大人まで沢山の人たちに見てもらいたい」
 南部アフリカ・ジンバブエのジャナグルアートセンターの代表として活躍する小樽出身の高橋朋子さん(55)は、神戸や岩手など全国9ヵ所を回って、「アフリカンアート展」を開催している。7月14日(火)から19日(日)までは、地元・小樽のギャラリー白方(稲穂2・都通り商店街内)で開き、この力強いパワフルな作品約300点を展示する。
 アフリカでは、創作を行うために、まずは材料を手に入れるところから 始まる。被写体も生物や風景など美しいものを描くのではなく、働く人 の姿や肌で感じる・目に映る生活の全てを描くという。材料や道具がな くても、ドラム缶や廃材を切って、伸ばして造作し、想像力豊かな作品 を完成させる。
 高橋さんは、「市販のキットや材料が揃っていなければものを作ることが出来ない、今の日本人には想像がつかないものを創る。一人一人の作品が何よりも力強い」と語る。
 「アフリカンアート展」では、メタルの鳥・人形や大きな木彫りのキリンのオブジェをはじめ、画家ピーター・クゥワンガレが描いたアフリカの人々の暮らしの絵や、ジンバブエの伝統楽器ンビラなど、力強さに加え、楽しく、ユーモアがある作品が展示される。会場内では、絵葉書などを販売し、売上収益は、ジャナグルアートセンターの学費支援に充てる。
 7月14日(火)から7月19日(日)10:30~18:00(最終日17:00)まで。入場無料。問合せ:0134-22-5537(靴の地球屋) 090-2882-2884(高橋朋子) http://jenaguru.blog57.fc2.com/