絶好の快晴となった6月27日(土)、おたるドリームビーチ(銭函3)が、道内海水浴場のトップを切って海開きした。家族連れや若者グループなどが訪れ、今夏の初泳ぎを満喫した。
ドリームビーチ協同組合の野呂桂辞理事長をはじめ、海の家、ライフセーバーなどの関係者が管理事務所前に集まり、安全祈願祭を実施。海に向かって今シーズンの安全を願った。
野呂理事長は、「昨年はビーチの浸食やゴミの問題を解決したが、今年も新たな問題が出てくると思う。市民に安全できれいなビーチを利用してもらえるように活動してまいりたい」と挨拶した。
絶好の海水浴日和となり、例年になく大勢の人がビーチに駆けつけた。暖かい日となったものの海水はまだ冷たく、海水浴客の中には、水着の上にTシャツを着て海に入る人の姿も見られた。
札幌の小山内陸くん(6)と莉央ちゃん(5)は、「海は冷たいけど気持ちが良い。我慢して入っていると温かくなってくる感じがする。今年はいっぱい来る。10回は来たい」と、海に潜ったり、水しぶきを飛ばして、海水浴を楽しんでいた。
この海開きに併せて、管理事務所前の沖合いで、小樽海上保安部や小樽市消防本部などによる「合同救助訓練」が行われた。訓練想定は、「遊泳中の男性2名が離岸流によって沖合へ流された」。
ライフセーバーや海保の潜水士たちは、沖合に漂流した男性の捜索や救出を迅速に行った。ヘリコプターによる大規模な捜索訓練も実施され、海水浴に訪れた人たちもその様子を見つめていた。
27日(土)のおたるドリームビーチの海開きを皮切りに、市内各地の海水浴場は、7月4日(土)から次々にオープンする。
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