開会中の小樽市議会第2回定例会は、6月18日(木)13:00から市役所別館第2委員会室で予算特別委員会(高橋克幸委員長)を開いた。
同特別委は、18日(木)・19日(金)・22日(月)の3日間の日程。平成21年度小樽市一般会計補正予算や国保・住宅特別会計、病院事業会計など、付託された12議案の審議が行われる。
初日の18日(木)は総括質疑で、財政や病院問題をはじめ、銭函で建設予定の風力発電や、観光、まちづくり、日銀レポートなどについての議論が行われた。
共産党の菊地葉子委員は、「平成24年度までの財政再建計画があるが、20年度の決算見込みでは、与党からは累積赤字の解消に頑張っていると評価されているが、財政状況を見て休止している事業の復活などはあるのか」と質問。
貞原正夫財政部長は、「毎年度、トータルで見て個別の事業の復活は考えてはいるが、まだ累積赤字があるのには変わりはないので、財政の再建を続けたい」と答えた。
自民党の濱本進委員は、「本会議で市長から答弁があったが、早期に新病院のビジョンを作らなければいけないと思う。改革プランや市の財政健全化を達成出来ることを前提に、場所や規模、診療科など、ビジョンを固めていかないと、手遅れになる。ドクターも先の新病院の状況を見ながらいる。絵に描いた餅どころか空気のままだと、違う病院に行ってしまう」と質した。
吉川勝久・病院局経営管理部長は、「再スタートを切るには、起債導入の目処や財政の健全化が必要。大学に行ってすぐに医者が来ることはなく、来年度に来てもらうように話をし、出来れば年度中にと願っている。再編ネットワーク化協議会は、新病院のあり方について議論している。早く再開に結び付けたい」と答えた。
民主市民連合の山口保委員は、「駅前に出来た建物はちょっと不満があるが、小樽に相応しい景観を創り出していくというのは、どういう風にされるのか」と質した。
建設部まちづくり課は、「旧手宮線沿いでは、周辺と調和を取れたものを作り出す。歴史的景観区域に新しい建物を建てる際には、配慮するような対策が必要」と答えた。
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