7月24日(金)から26日(日)までの3日間で開催される小樽の夏の一大イベント「第43回おたる潮まつり」の第1回実行委員会が、6月4日(木)、市役所別館第2委員会室で開かれた。
西條文雪実行委員長をはじめ、運営・総務・財政の委員長や関係者などが集まり、今年の祭りの企画や予算などが事務局から発表された。
潮まつりは、小樽港第3ふ頭基部を会場に、24日(金)に潮ふれこみ・開祭式・和太鼓演奏、25日(土)に潮ねりこみ・ステージイベント、26日(日)に人気キャラクターショー・潮太鼓演奏・よさこい・ダンスショー・みこし・打ち上げ花火が行われる。
今年は、「祭りの初日は、ふれこみや開祭式などのイベントがあるものの市民などのお客さんの入込みが少ないので、呼び水になるように」と、初日に打ち上げ花火を行うことにした。これは、40年の歴史の中で初めて。24日(金)は20:00~20:30の30分間、26日(日)は20:00~20:40の40分間を見込んでいる。
現在、業者が決まっていないことから、2回の花火の規模は未定。花火が2回行われる予定だが、予算は、昨年の453万3,180円(決算額)よりも30万円少ない420万円に削られている。さらに、この不況の煽りを受け、協賛金収入減などを見込んで、祭り自体が「超緊縮予算」(事務局)となっている。
西條実行委員長は、「今年の目玉は、初日と最終日に花火を2回上げることや、昨年初めて行ったうちわコンテストの優勝者のデザインのうちわが800枚印刷されること。あと2ヶ月弱、毎日、天候が良くなるように皆さんに願ってもらって大成功を収めたい。暗い財政状況の中、みんなで一緒に祭りで汗かいて盛り上げていきたい」と呼びかけた。
イベントに花を添えるミス潮(ミスおたる)2人も実行委員会に出席し、「潮まつりを築いた先人たちの意思を引き継いで、盛り上げたいと思っている」(加藤あかねさん)、「みんなで協力してお祭りを成功させるように頑張りたい」(松本咲さん)と挨拶していた。