独立行政法人情報処理推進機構の国家試験「ITパスポート試験」で、小樽商業高校(緑3)・情報処理科の4人が合格した。
「ITパスポート試験」は、2009(平成21)年春からスタートした。職業人が共通に備えておきたいITに関する基礎知識を測る、 新しく出来た国家試験。
4月19日(日)に実施されたこの 試験に挑戦し、見事合格したのが、小樽商業高3年の武藤あかり・佐々木玲奈・長谷川美裕、2年の吉田裕美さんの4人。バスケットやアニメーションなどの部活と並行して、コンピューター部に所属し、毎日、朝と夕方の部活動で懸命に 勉強を重ね、合格を果たした 。
試験は、四肢択一の出題形式で、経営全般(ストラテジ系)35問・IT管理(マネジメント系)25問・IT技術(テクノロジ系)40問の計100問。総合得点の満点の60%以上で合格となる。
この4月の「ITパスポート試験」には 、39,131人が受験し、このうち28,540人が合格した。合格率は72.9%となっているが、このうち高校生の受験者は1,971人で、35.9%の合格率という。同校の奥村祥教諭は、「社会人の一歩としての試験で、大人の合格率は高いが、高校生の合格率は低い。高校生には敷居が高い」と話す。
合格した4人は、「自己採点では、合格圏内だったけれど、不安で落ちると思っていた。でも、インターネットで合格しているのを確認して、ほっとした。この国家試験は、進学や就職に有利だと思って挑戦した。今後の進路に活用したい」 と喜んでいる。
◎峰竜太の納得!ニッポン(平成21年2月13日放送)
◎ITパスポートについて