「商大生が小樽の観光について本気で考えるプロジェクト(本気プロ)」の2年目が、5月14日(木)からスタートした。
同プロジェクトは、昨年度、経済産業省の「平成20年度体系的な社会人基礎力育成・評価システム構築事業」に採択されて始まった。試験的な実施で単位は付かない授業だったが、1年から4年生までの学生49人が参加し、小樽市が抱える4つの観光課題に取り組んだ。
2年目の今年度は、2年生を対象に2単位の正規カリキュラム化。科目名を「地域連携キャリア開発」とした。今回は、21人の2年生が参加し、昨年度参加した3年生の支援を受けながら、新たな課題に取り組む。今回の課題は、昨年度実施したご当地メニューと小樽のスイーツ開発、インターネットでの物産販売戦略、中心市街地の活性化の4つ。
初日の14日(木)、担当のビジネス創造センターの大津晶・副センター長は、「このプロジェクトでは、実際に行動しながら考えていく。大学から飛び出て、小樽の街に出るので、何より良い経験になる。困難な局面を迎えて大きな壁にぶち当たることもあるが、学生らしいアイディアを提案して、地域活性化に役立てるように取り組んでもらいたい」と呼びかけた。
この後、小樽市産業港湾部観光振興室の担当職員から、小樽の観光の状況と課題についての説明があった。これを受け、学生たちは、グループに分かれて、実際に小樽の街に出て調査を行い、与えられた課題の解決に全力を注ぐことにしている。
◎関連記事