長橋なえぼ公園(幸1・31.1ha)の湿地帯で芽生えたミズバショウとザゼンソウが、可憐な花を咲かせ、春の到来を一斉に告げている。
ミズバショウとザゼンソウは、4月~5月頃に咲く春の湿地植物。園内の芝生庭園脇には、ミズバショウの群落が見られる湿地帯があり、園内の中央散策路の奥には、ザゼンソウの群落が見られる湿地帯がある。
白と赤茶色の仏炎苞に包まれたミズバショウとザゼンソウは、3月下旬に芽生え、4月に近づくにつれて、花序を包んでいた仏炎苞が徐々に開き、今では、静かな水の流れの中で花序が顔を出している。
ミズバショウは、白と黄緑のコントラストが綺麗な花。葉がバショウに似ていることから、この名が付いた。ザゼンソウは、法衣をかぶって座禅を組むお坊さんの姿に見えることから、このユニークな名がつけられている。
この2つの春の花が咲き始めると、次々に野の花が開き始め、本格的な春を迎えることになる。
長橋なえぼ公園は、自然生態観察に打って付けの場所で、園内には、学習室や図書コーナー、工作室、展示室を備えた情報センター「森の自然館」もある。開館は、4月11日(土)~11月10日(火)9:00~17:00。入園無料。詳しくはこちら
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