バンビキャラメルで知られた勝納川沿いの旧池田製菓の本社工場跡に、3月29日(日)、地域密着型介護老人福祉施設「ラポールなんたる」(若松2)が誕生した。
同施設は、社会福祉法人小樽北勉会(中垣葵理事長)の老人ホーム・デイサービスセンター。
老人ホームは、2階・3階の29床で、4ブロックのユニットでキッチン・食堂・談話スペースを設けている。対象は、小樽市の介護保険被保険者で要介護1~5の認定を受けた65歳以上。所得額によって入居金額が異なる。すでに全29床の入居が決まっており、4月から順次入居することになっている。
デイサービスセンターは、施設の1階に設置され、自宅から通いながら入浴・食事・介護・訓練などのサービスが受けられる。
29日(日)、11:00から同施設内で落成式・竣工式が行われ、中垣理事長は、「昨年8月に工事着工、今年3月に竣工しました。高齢化社会の中、お年寄りの方は介護のことが心配。地域、社会で、介護することが必要で、当施設では、健やかで安心で楽しく生きがいのある生活を出来るようにサービスを提供する。出来るだけ家庭的な介護サービスを目指していく」と挨拶した。
このほか、来賓の山田勝麿市長や社会福祉協議会の高田義人会長などが祝辞を贈った。
バンビキャラメルで知られた工場跡地が、小樽の進む高齢化社会を背景に、老人ホームへと変身を遂げた。
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