“にしん群来”をブログにアップ 市漁協


 小樽市漁業協同組合のブログに、3月13日(金)、今年2月末に小樽の前浜の張碓・船浜地区の海岸で起こった”にしん群来”の現象について綴った日記が掲載された。
 ”にしん群来”とは、産卵期を迎えたにしんが、大群で浅瀬に押し寄せて産卵することによって、海が乳白色に染まることをいう。
 北海道が1996(平成8)年からにしんの放流事業を行っており、この影響で昨年頃からこの群来の現象が目立ち始めている。市漁業のブログでは、「昨年も驚いたが、今年のこの規模・・、昨年の数十倍の規模で起こっている」と、今年の様子を興奮気味に書き記している。13枚の写真を掲載し、昨年と今年の違いや、海底の卵の様子も紹介している。
 「今年は1月の中から大漁が続き、まだ続いている」(市漁協)と、今年の漁獲量は、放流事業開始以来最大の約450トンを記録しているという。
 かつての小樽の繁栄を支えたにしん漁が、当時の規模とは雲泥の差があるものの少しずつ回復の様子を見せており、暗いニュースの多い小樽に久々の明るい話題を届けている。
 小樽市漁業協同組合のブログ
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