博物館ミュージアムショップ 出店希望者ゼロ


 小樽市総合博物館(手宮1・土屋周三館長)では、2月6日(金)から20日(金)まで、エントランスホール内のミュージアムショップへの出店希望者を募集していたが、希望者はゼロと不調に終わった。
 ミュージアムショップには、現在、「Hands on Toy’s キンダーリープ」が出店しているが、同店は新年度の出店は見送ることにしている。このため、同館では、新たな出店者を募った。
 6日(金)には、募集説明会を開催し、4名の参加者が集まった。しかし、「1名は、出店に必要な提案書を出しそうな感じだったが、20日(金)過ぎても送られてこなかった」と、結局、応募がゼロとなってしまった。
 同館担当者は、「大きな地方都市では、大抵、ミュージアムショップがあり、このまま小樽の博物館から無くすことは出来ない。今後、どうするか内部で考えて早々に結論を出す。応募してもまた来ないと思うので何か良い方法を検討する」と話している。
 ミュージアムショップは、同館エントランスホール内の約26.4平米。1平米あたり月約2,450円。希望によって店舗面積の増減が可能で、面積によって使用料も変わる。電気料は実費負担となっている。
 市では、2月20日(金)に旧商工会館敷地(住吉町6・1,020.97平米)の再入札を予定していたが参加者がゼロで、不成立に終わった。今回の博物館のミュージアムショップの出店希望者もゼロとなり、市の目論んでいた計画はご破算に終わった。急激に悪化する経済不況の波が、市の思惑よりも早く押し寄せてきているようだ。
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