江戸・明治・大正などの雛人形がずらりと並ぶ「第二回小樽雛めぐり」が、2月21日(土)から市内10会場で始まった。
雛めぐりは、雛人形などを修復する「人形の瀧本」をはじめ、市総合博物館や文学館、飲食店、美容室など10会場で行われるイベント。桃の節句の3月3日(火)までの11日間、各会場で江戸・明治・大正などの雛人形を展示する。
人形の瀧本(入船1)では、豪華・三つ棟御殿飾りや次郎佐衛門雛、エルメスのレア雛人形などを展示。雛人形を見ながら、同店スタッフから雛人形の由来やその価値などの解説もある。22日(日)・23日(月)・26日(木)・3月3日(火)の12:00~15:00には、雛めぐり茶房が開催される。
市総合博物館(手宮1)では、江戸時代古今雛や昭和初期七段飾りを展示している。この江戸時代の雛人形は、「小樽で一番古いものかもしれない」(同館学芸員)という。また、同館運河館(色内2)では、明治・大正・昭和の雛人形やどんぐり雛、出征雛なども飾られている。
桜陽高校(長橋3)4階の作法教室では、期間中の21日(土)・22日(日)・28日(土)・3月1日(日)・2日(月)の5日間、大正末期に同校に寄贈された七段飾りを6セット一同に集めて展示する。初日の21日(土)には、同校のOBが会場を訪れ、「懐かしいわ」、「いくつになっても、これは女の子のお祭りだから」とゆっくりと見上げて青春時代を懐かしんでいた。
このほか、各会場では、様々な雛人形を展示し、着物撮影会や茶道体験などのイベントも企画している。各会場でスタンプラリーが行われており、全10会場を巡ると、抽選で10名にオリジナル百人一首が当たる。詳しくはこちら
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