100年に一度の経済不況の中、旧商工会館敷地(住吉町6・1,020.97平米)の再入札が、2月20日(金)に予定されていたが、参加者がおらず、また不成立に終わった。
同所の入札は、財政難の市が少しでも収入を増やそうと、昨年10月22日に行われた。しかし、入札に参加したのは1社のみで、市の予定価格の6割程度だったことから不成立となった。
2度目の今回は、予定価格5,472万3,992円を公表して実施することにしたが、入札に参加することになっていた業者から、入札前日の19日(木)に「社内で事業的に厳しいと判断された」と不参加の意向が示された。結局、1社も再入札には参加せず、20日(金)の入札は実施されないままに終わった。
市役所財政部契約管財課は、「2回とも不調になったので、地方自治法上、予定価格などを変えなければ、申し込んだ人と随意契約が出来るので、3月末まで対応するつもり。あとは、新年度に入ってから土地価格の見直しをどうするか検討する。資産税課でも、評価を行っているので、それを見て決めたい。経済が好転するどころか、かえって厳しくなっている。集合住宅をやっても買い手が見つからないとか不安に思う業者もいる」としている。
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