1,000点を超える小樽市内の小中学生の美術作品が、21日(水)から25日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)に展示されている。
「小樽市小・中学校図工美術展」は、市教育委員会・教育研究会の主催。市内27小学校・14中学校の生徒たちが、図工や美術の授業の中で制作した作品の数々を展示する毎年恒例の展覧会。今年は、各学級から選ばれた1,232点が並ぶ。
小学生の作品は、1年生の定番の題材である消防車や2年生のひまわりなど、あざやかな水彩画をはじめ、高学年の紙粘土や造形作品計537点が出展されている。
中でも、水族館の魚やライオンなど、画用紙いっぱいに力強く描かれた作品が注目されていた。見学に訪れた市民は、「迫力あるね」、「元気いっぱいで良いわ」と見入っていた。子供の作品を携帯電話で写真に収める父母の姿も見られた。
中学生の作品は、デザイン画やTシャツ、道産キャラ・マグネットなど695点で、細かな技術が施されたものが多く並べられた。
道産キャラ・マグネット作品では、小樽の寿司屋通り出身の「しみじみさん」や、天狗山の頂上に天狗の顔がついた「ぐってん」、ワイン好きの「だらだーる」など、小樽の特徴を捉えた子供らしいユニークな作品が、来館者たちの目を引いていた。
同展は、25日(日)10:00~17:00まで。入場無料