市街を眼下に ジャンプ少年団練習開始 


skijump2.jpg 小樽ジャンプ少年団の小さな10人のサムライジャンパーたちが、今シーズンの練習を開始した。1月18日(日)11:00から、ホームの潮見台シャンツェで、快晴の小樽市街を眼下に羽ばたいた。
 札幌冬季オリンピックの翌年1973(昭和48)年に発足したジャンプ少年団(竹内賢司団長)では、団員減少に伴い、OB有志たちが新入団員の募集を昨年から実施した結果、小学1年から中学1年までのサムライジャンパー10人が入団した。
 今シーズン初の練習は、20mコースに10mのジャンプ台を作り、ジャンプはもちろん、基本の直滑降の練習を何度も繰り返した。昨年はスキーウェアで練習していた子供たちも、今年はジャンプスーツ・ヘルメットを着用して練習。昨年身につけた感覚を取り戻すことに励んだ。
skijump1.jpg 昨年のジャンプ台の高さは5mだったが、今年は2倍の10mで練習したため、子供たちは、恐怖心から中々飛ぶことが出来なかった。しかし、天神小2年の宮崎海奈ちゃん(8)と最上小4年の會田桂誇くん(9)は、先頭を切ってジャンプ。「最初は怖かったけど、飛んだら気持ち良くて楽しくなった」、「みんなに頑張れと応援されたので、怖かったけど頑張って飛んだ」と満足気だった。
 今後、団員たちは、水(ナイター)・土・日の週3回の練習を続け、札幌などの大会に出場する予定。最終目標は、3月に潮見台シャンツェで開催される大会で好成績を収めること。
 練習を手伝うOBは、「楽しそうに飛んでいるので良かった。最初、上のスタート地点で20分くらい躊躇する子もいたが、1回飛べば恐怖心がなくなり、何度も挑戦するようになった。10mのジャンプ台を飛べば、あとは20mのジャンプも簡単に飛べるはず」(石川稔さん)と、子供たちの成長を見つめていた。
 潮見台シャンツェには、久々に子供たちの元気溢れる声が広がり、近所の住民たちも家から出てきて、元気に羽ばたく団員たちの姿を見守っていた。
 同団では、常時団員を募集している。問合せ:090-2692-8991 石川稔
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