「運河が好きだから、昔と今の運河の歴史を知ってもらいたい」。「素人だけど、舞台に立って市民で小樽を盛り上げたくて参加した」。
来年7月に市民劇「赤い運河-神様のいない祭り-」の公演を予定している演劇集団テアトロ浅草橋(米本幸順代表)は、19日(金)、11月30日のオーディションで選考したキャストやスタッフの交流会を開催した。
会場に机をコの字に並べて、小学生から73歳までの高齢者約30名のキャストとスタッフが顔を合わせるように座った。
「まだまだ、キャストが全部決まってはいないが、やりたい、参加したいという人がまだまだいるので、市民みんなで力を合わせて、市民劇を成功させたい」(米本代表)と挨拶した。
運営委員の自己紹介、今後の日程、「赤い運河」のあらすじの説明のあと、オーディションで選ばれたキャストたちが、一人ずつ自己紹介を行った。
「市民で小樽を盛り上げるために」、「大好きな運河の物語の舞台に立ちたいと思った」、「運河裏の剣道の道場に通っていた時に運河を見ていた。観光客の人たちが、運河を見て喜んでいる姿を良く目にしてきた。その運河の舞台に参加したいと考えた」などと思いを語った。
当初、同公演では、主人公とその妻・友人の3人は、前編の30代と後編の40代後半から50代までのダブルキャストで予定されていた。しかし、小樽水産高3年の山中春香さんを見た演出の大地巌さんが、「大河ドラマ篤姫で、幅広い年齢の天璋院を演じきった女優・宮崎あおいと同じように、彼女なら30代でも50代でもやってくれそうな気がした」と1人2役にすることを決めた。
同劇団は、今後、7月4日(土)の本番を目指し、年明けの1月14日(水)に読み合わせを行い、立ち稽古、通し稽古と練習を重ねる。
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