「コピー機のひみつをさぐれ」 キッズ・ワーク道内初開催

 「まずフタを外そう」。「そっちのネジとって」。「カバー外れた、これがセンサーか」。
12月13日(土)9:30~16:00、コピー機を分解してその仕組みを解き明かすキッズ・フロンティア・ワークショップ「コピー機のひみつをさぐれ!」が、小樽市総合博物館(手宮1)を会場に、北海道で初めて開催された。
財団法人新技術開発財団の主催。「科学の原理を楽しみながら理解し、科学技術への興味、意欲を高めてもらうことを狙い」に、1999(平成11)年度から毎年行われている事業。小樽では、13日(土)・14日(日)の2日間の開催となった。
13日(土)の初日は小学生コースで、テレビで活躍する科学教師・大山光晴氏と、コピー機を開発してきた(株)リコーの技術者が、29人の子供たちに、コピーはどうやって出来るのか、中はどうなっているのかを紹介した。
子供たちは、実験用の黒いジャケットを着て、コピー機のひみつに興味津々。午前には、コピーを作り出すのに重要な役割を担う静電気やコピー機の原理、仕組みの詳細を実験を通して学んだ。午後には、メインのコピー機の解体に移った。
コピー機の解体は、4人1組で行った。約60万円相当の古いコピー機8台が用意され、大山氏のGOサインで、一斉にコピー機のフタを開け、ドライバーを手に、原稿を置くコンタクトガラスを取り外すなど、次々に分解した。
「すごい」、「こんな風になっているのか」と歓声が上がった。分解したコピー機の中から、ファンモーターやマイクロスイッチ、電磁クラッチなどを取り出し、その部品がどんな動きをするのか実験を行ったり、あらかじめ用意されたクイズを解き明かし、コピー機の謎の解明に熱心に取り組んだ。
朝里小6年の伊勢昴生くん(11)は、「どんどん中が見えてきて楽しい」。稲穂小5年の本多光希くん(11)は、「楽しく勉強出来る。本当に面白い」と夢中で解体作業を行っていた。
14日(日)9:30~16:00は、中学生コースが行われる。
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