総合的な学習の成果を披露 初日は3中学校


sogogakusyu.jpg 市内9小中学校の「総合的な学習の時間」発表会が、11月13日(木)から3日間、市生涯学習プラザ(レピオ・富岡1)で開かれている。
 初日の13日(木)は、菁園・望洋台・西陵の3中学校が、「食・農・生」、「市内研修」、「仕事の厳しさと働く人のやさしさに触れて」について学んだことを発表した。
 菁園中学校3年生(30人)は、「食・KNOW(農)・生」の学習発表。「自然との関係」、「社会との関係」、「私達の生活との関係」の3グループの代表が会場の前に出て、それぞれの観点で取材したことを、写真・ビデオなどを使って分かりやすく解説。
 「自然との関係」を調べたグループは、「異常気象は、食の生活基盤を不安定にしており、満足に食べられない人たちがいる。食料を大切にすべき」。
 「社会との関係」グループは、「食べ残した学校給食は、全て産業廃棄物になる。外食産業の一部では、ごみ処理機を設置して肥料としてリサイクル使用をしているので、地域密着型食品リサイクルのシステムを作ることで、食の問題の一つを解決できるのでは」。
 「私達の生活との関係」グループは、「身近でとれた食べ物は新鮮で、地元の食材を選ぶことがその地域の農業の応援になる」と訴えた。
 最後に、社会問題となっている中国産ギョウザの輸入や食品偽造について触れ、「食の問題を解決するには、食に関心をもつこと、食料を大切にすること、食品リサイクルを心がける、地元でとれる食材を日々の食事にすること」とまとめた。
 会場には、稲穂小6年の57名や関係者など約100名が見学に訪れており、中学生の堂々とした発表ぶりに関心しながら、熱心に耳を傾けていた。
 17日(月)は、量徳・桂岡・手宮の3小学校、20日(木)は、稲穂・花園・豊倉の3小学校が発表する。いずれも14:00から。市教育委員会では、市民の来場を呼びかけている。
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