「小樽ロングクリスマス2008」が11日(火)からスタートし、クリスマスシーズン入りしている中で、12日(水)、来年の2月に開催する「第11回小樽雪あかりの路」の検討委員会が開かれ、企画などの準備作業が進められている。
小樽雪あかりの路は、白い雪の中にやわらかなロウソクの灯りをともす、小樽の冬の代表的なイベント。2月の10日間、小樽運河と手宮線をメイン会場に開催。最近では、市民らが協力して「あかりの路」会場として、市内各地で温かなロウソクの灯りをともしている。
年々、来場者が増加し、昨年は、過去最高の57万5,000人を数えた。ボランティアも、市民をはじめ、神戸・神奈川県・沖縄の全国各地、中国・韓国などから延べ2,551人が参加し、イベントを支えている。
このイベントの第4回検討委員会が、小樽市分庁舎(色内1)で開かれ、各部会長など約30名が出席し、財政活動をはじめ、企画案やポスター、海外ボランティア支援などについて議論した。
財政活動については、事務局から協賛金や広告の募集の依頼文書を、11月中に発送すると発表され了承。企画部会からは、炭火を設置して交流スペースとする「あったまるスポット」や、雪明りをイメージした路上ライブ「中央橋トワイライトライブ」、フィナーレの花火打ち上げ、スタンプラリーなどが提案された。各委員から様々な意見が飛び交い、今後、さらに検討を深め、企画を煮詰めていくとした。
第11回のポスター案は、運河会場の写真半分、もう半分に朝里・手宮線・浮玉キャンドル・ワックスボールの写真を入れたものが発表された。写真は白の線で区切られ、「小樽雪あかりの路11」と日時、事務局の連絡先が掲載されるシンプルなもの。各委員は、この案を了承し、事務局では、すぐに印刷をかけ、各所に配布する。
海外ボランティアの支援については、円高などの影響を受けて、韓国・中国ボランティア組が、小樽に滞在する期間、食料などを援助することを決定した。来年2月1日のボランティア到着に合わせて、市内各団体などに食料などの提供を求めることにしている。
「第11回小樽雪あかりの路」は、2月6日(金)から15日(日)までの10日間。今後、ボランティア意見交換会(11/29 15:00~)やワックスボウル製作などが順次開催される。