小学校外国語(英語)活動(2011年度)導入による「教員研修」の参加・不参加を巡り、市内各校の対応が大きく揺れていたが、申込の最終締切となった28日(金)、当初の7校だけの参加から、一挙に7校増え、市内27校のうち半数の14小学校が参加することになった。
当初、忍路中央・稲穂・花園・緑・量徳・張碓・桂岡の7校だけの参加申込だったのは、外国語活動の導入に反対する北海道教職員組合(北教組)の不参加の指示の影響が大きく、さらに保護者会との日程が重なったことなどを理由に不参加の小学校が、後志管内と比べて圧倒的に多かった。
このため、市教委は、申込の締切を28日(金)まで約3週間延長し、不参加としていた20校に再度呼びかけを行った。この結果、当初の7校のほかに、長橋・色内・入船・潮見台・望洋台・朝里・銭函の7小学校が、今年度の12月2日から4日までの3日間の研修に参加することになった。
「報道の影響もあるが、校長先生が熱心に働きかけをしてくれたおかげで、目標の半数の参加を得ることが出来た。今年度参加しない学校は、来年必ず参加してくれるものと思っている」(市教委指導室)と安堵の様子だった。
この教員研修に参加した教員は、外国語活動を校内で推進する中心となり、他教員の指導にもあたり、5年・6年生の子供たちと英語のコミュニケーション能力の充実を図る。
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