11月28日(金)深夜、JR小樽駅前交差点で、勢い良く火花が飛び散った。長崎屋と旧第3ビルを結んでいた中央通歩道橋の一部が切断され、撤去された。
横断歩道橋の撤去工事は、11月1日(土)から着工。工事請負の宮本土建工業(株)が、これまで、足場組や階段部撤去、階段支柱撤去など着々と作業を進めてきた。
このほど、道道小樽海岸公園線(市道中央通)に架かっていた中央通歩道橋の歩道部分の撤去作業に入った。この歩道部分は、長さ39m・幅2m・重さ28トンもある。長崎屋から車道までの歩道部分8m・6トン、車道部分の23m・16トンと車道から旧第3ビルまでの歩道部分8m・6トンの3つに切断して撤去する。
駅前交差点という交通量の多い場所だけに、撤去工事は、深夜の時間帯を選び、通行規制をして行われた。28日(金)深夜の作業は、長崎屋側の8mの歩道部分部分を撤去するもの。約10名の作業員が連携して、周囲の安全確保、看板の撤去など作業を分担、車道側と支柱との境をバーナーで溶かして切断した。このため、深夜の駅前には、真っ赤な火花が飛び散った。
約1時間半で切断作業を終えると、今度は65トンクレーンで、切断した歩道部分をワイヤーで吊り上げ、作業員の掛け声のもと、ゆっくりと旋回させ、20トントラックに積み込んだ。切断された部分は、勝納サイロの市の仮置場まで運んだ。
宮本土建工業工事部・佐々木洋市課長は、「造る時は簡単だが、解体する時はすごく大変。今回、昼間の作業はスペースが限られ、夜間の通行止め時間内でも、歩行者を歩けるようにしているので、余計な時間がかかってしまう。これからまだ歩道の切断・解体の作業が残っているので、安全が第一だから、慎重に進めたい」と話していた。
今後、他の部分の切断・撤去を1日ごとに行い、最後に支柱を撤去し、周辺を整備して12月上旬には作業を終了する予定。
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