第2回姉妹都市提携委員会(山田勝麿委員長・小樽市長)が、11月27日(木)、市役所で開かれ、来年2月に開催する「第11回小樽雪あかりの路」に合わせて、韓国ソウル市江西(カンソ)区(人口56万人・金在炫区丁長)と友好都市提携の調印を行うことに同意した。
江西区との交流は、約20年前に小樽の自動車学校関係者が自動車教習法を江西区に教授したことから始まった。2005(平成17)年・2006(平成18)には、小樽市と江西区の民間団体による友好親善協会が設立され、友好交流協定を締結した。
2007(平成19)年2月の「第2回雪あかりの路」には、江西区の前区庁長や民間の協議会長など使節団30名が来樽し、オープニングセレモニーに参加、運河プラザで韓国物産展を開いた。
同年8月には、小樽市の少年野球チーム総勢45名が訪韓し、同区の少年野球チームと交流試合を行い、今年8月には、今度は同区から少年野球チームが来樽し、交流試合を開催するなど、友好を深めてきた。
27日(木)には、同委員会事務局から、これまでの交流経過についての説明が行われた後、「来年2月の雪あかりの路に公式訪問し、友好都市提携の調印を行いたい」との金区庁長からの要望を受入れることを決めた。この友好都市締結を行うための委員会の規約改正案も了承した。
小樽市は、すでにロシア・ナホトカ市とニュージーランド・ダニーデン市と姉妹都市提携を結んでいる。江西区との友好都市提携は、姉妹都市の一歩手前の関係で、今後4~5年の交流を続けて市民に認知された時点で、姉妹都市提携を結ぶことになる。
この友好都市提携が議会で承認されれば、同委員会の予算の中に江西区と交流するための予算を設けることが可能となる。このため、今年度の委員会の事業予算を補正し、来年2月の使節団歓迎費を前年度の繰越分から約70万円計上することを決めた。