商大の将来を考える「一日教授会」


kyojukai1.JPG 小樽商大の現況と将来構想を考える「一日教授会」が、16日(木)18:30~20:30、小樽グランドホテル(稲穂1)で開かれた。
7回目を迎える今年は、「あなたとともに考える商大のマスタープラン」をテーマに、ゲストスピーカーのスピーチ(1部)と意見交換(2部)が行われた。会場には、会社員・市職員・学生など約100名が集まった。

 1部の冒頭、山本真樹夫学長は、「本学は、2004(平成16)年に法人化、2011(平成23)年には100年を迎える。ここ2、3年が、商大の今後の大きな転機、試練になる。次の100年を見据えたマスタープランを考えなければいけない。私は、学部教育の充実、全国・世界から学生を集めるための学生寮設置、学生と市民が憩えるキャンパスを作ることを考えている」と挨拶した。

 ゲストスピーカーのスピーチでは、小樽潮陵高等学校・尾留川安彦校長、利尻屋みのや・簑谷修代表、FMおたる・渡辺大助総合プロデューサーの3氏がステージに立った。

 「学生にとって住みやすく、温かい街づくりを行い、学生が少々音を上げるくらいの学部教育を持ち、全国から学生を募集することが必要だと思う」(尾留川氏)。
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 「50歳で会社をクビになって、51歳から昆布屋をやっている。自治体も、大学も、企業の経営は、基本的に大きな差はない。どうやったら財布を握る奥様をくどき落とせるかが大事。7日食べたら鏡をごらんと言った、いかにもうそんくさいキャッチコピーや、お客様を店のセールスマンにしたり、健美学を取り入れている。販売面積の2~3倍がお客さんの休憩所で、販売と関係のない話をする。でも、最後には、大きな袋をもって帰ってくれる。これらの昆布屋の生き残りの話を聞いて、小樽商大がどんな手法で生き残るか考えてもらいたい」(簑谷氏)。

 「10代後半から20代前半までの時期に、小樽の街に住んで商大に通う意義を深く理解してもらう努力をしてもよいのではないか。中高年が、気軽に受けられる講義の場もあっても良いと思う。韓国・台湾・ロシア語で、コミュニケーションが取れるような勉強の場もあれば良いと思う」(渡辺氏)と、3氏は、それぞれの立場から意見を述べた。

 これらのスピーチを受けて、2部の意見交換では、会場に集まった市民たちから様々な意見や質問が上がった。この「一日教授会」の議事録は、小樽商大HPで近々にアップされることになっている。

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