小樽市内近郊で採れるキノコが集まる「キノコと秋の自然展」が、10月4日(土)9:30~16:00、小樽市総合博物館(手宮1)研修室で行われた。
同展は、自然豊かな小樽の秋の恒例行事。キノコの会などの市民たちが、この秋採ったキノコを見せ合う場となっている。
キノコ博士として有名な五十嵐恒夫さん(北海道大学名誉教授)によるキノコ鑑定コーナーもあり、集まった市民たちは、小樽近郊の山々で採集したキノコを見せ、博士の解説を受けていた。
今回は、赤井川で採れた珍しい「ニカワウロコタケ」(シクタケ科・食適)も展示され、会員や市民の目を引いていた。
「ニカワウロコタケ」は、倒木などに生えるキノコで、キノコの会の瀬上政雄会長は、「昔はどこでも、木の切った後に生えていたが、今は、木を切ることがないので、中々生えていないので珍しい。湯がいて三杯酢にして食べることができるが、なんもくせがない味」と話していた。
研修室には、約100種類のさまざまなキノコたちが集まり、キノコを持ってきた会員や市民たちは、秋のキノコ談義に華を咲かせていた。