「火災が発生しました。避難して下さい」のアナウンスが、築港臨海公園前の14階建の道営住宅築港団地(築港13)に響き渡った。
10月15日(水)10:30から道営住宅(築港13)で、火災防ぎょ訓練が行われた。
市消防本部の消防隊員31名・車両9台、消防団・団地住民など約140人が参加。同団地の札幌側にあるC棟4階一室から出火したのとの想定で実施された。
訓練では、「火災が発生しました。避難して下さい」のアナウンスが道営住宅に響きわたり、防護用のヘルメットを被った住民たちが、外の駐車場に避難。
駆けつけた消防隊員たちは、直ちに逃げ遅れた住民2名の救出作業に入った。4階で逃げ遅れた男性はハシゴ車で救助され、もう一人は隊員たちに抱えられて、救急車両で搬送された。
救助訓練の後、14階建住宅への一斉放水が行われた。住民たちが見守る中、隊員たちは、7本のホースから一直線に14階の高さまで勢い良く放水し、訓練を終えた。
この火災防ぎょ訓練は、秋の火災予防運動(10月15~31日)の一環。「災害対策を確立すると共に、市民及び関係者に対し火災予防意識の高揚と啓発を図る」ことを目的としている。