小樽市総合博物館(手宮1・土屋周三館長)は、10月13日(月・祝)13:00~15:00、開催中の特別展「ピリカ・モシリ 現代に生きるアイヌ工芸」の記念講座「アイヌ語入門」を実施する。
特別展は、「北海道の伝統的な文化、アイヌ文化を代表する工芸、刺繍(ししゅう)と木彫などを現代社会とのかかわりの中で見直します。現代の代表的なアイヌ工芸作家の作品を中心に、北海道で評価を受けている作家の作品を紹介します」としている。
関連講座のアイヌ語教室は、アイヌ語の基礎を学ぶ市民向けの講座で、アイヌ語の文法や解釈の仕方などを講義する。旭川でアイヌ語教室を開いている太田満さんが講師となり、会話練習なども予定されている。誰でも参加可能で、「意欲があれば、小学生高学年でも参加出来る」。
同館では、「小樽の地名がアイヌ語に由来していることは良く知られているが、地名に残されたアイヌ語を考える上でも、基礎的なアイヌ語の知識に対する需要は高い。この機会に、多くの市民のみなさにご参加頂きたい」と呼びかけている。参加料は、入館料のみ。一般400円、高校生および70歳以上の市内在住者200円、中学生以下無料。
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