シンポジウム「運河・倉庫群保存運動から何を受け継ぐか」


 元「小樽運河を守る会」会長峯山冨美さんが、日本建築学会文化賞を受賞したことを記念し、11月7日(金)15:00~18:30、小樽市民センター・マリンホール(色内2)で、シンポジウム「小樽運河と石造倉庫群の保存運動から何を受け継ぐか」が開催される。
 小樽運河と石造倉庫群の保存に関わる市民運動は、1975(昭和50)年の「小樽運河を守る会」発足から、峯山さんが会長を辞任する1984(昭和59)年までの10年間。小樽をはじめ全国のまちづくりに大きな影響を与えた。
 同シンポジウムは、日本建築学会北海道支部と日本都市計画学会北海道支部の主催。2部構成となっており、第1部では、峯山さんの講演「保存運動が遺したもの」のほか、堀川三郎・法政大学社会学部教授の基調報告「保存運動の経過と成果」が行われる。
 第2部では、「まちづくりの展望…受け継ぐべきもの」と題したパネルディスカッションが行われる。
 主催者は、「保存運動が果たした小樽の歴史上の役割を、まちの構造・景観、市民意識、人材育成、行政姿勢、産業などの面からとらえるとともに、この成果を生かした今後の小樽のまちづくりの方向を展望する」としている。
 参加費無料。定員450人(当日先着順)。
 小樽運河と石造倉庫群の保存運動から何を受け継ぐか