6月1日から一般公開されている奥沢水源地の水管橋から眺める“水すだれ”が、秋模様を描いている。
水管橋から眺められる階段式水路(溢流路)は、“水すだれ”と呼ばれ、周囲の自然と調和し、四季それぞれに見事な光景を見せる。
10段の階段式水路の周囲の緑も、9月中旬に入り、黄葉が始まり、秋模様を描き始めている。水管橋から眺められる奥沢ダムの堤にも秋色が広がり始めている。
しかし、秋の晴天続きの小樽では、降水量ゼロの日が続いたため、“水すだれ”を演出する水量が著しく減少している。勢い良く下る様は見られず、チョロチョロと水が流れるだけで、秋模様の“水すだれ”となっている。
それでも3連休に入り、車で散策に訪れる人は、水管橋からの眺めを背景に写真を撮るのに余念がない様子だった。水管橋の入口脇には、見物客用の大きな駐車場も用意され、案内板も立てられた。3連休の一日を貴重な土木遺産の“水すだれ”を一見し、周囲を散策すれば、小樽の良さをまたひとつ発見出来る。
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