商大トランポリン部が快挙 全国3位(男)・4位(女)


 全国の大学中、最多登録選手数を誇る小樽商科大学トランポリン競技部(田野有一監督・男22女17名)が、8月29日(金)~31日(日)に小樽市総合体育館(花園5)で行われた「第43回全日本学生トランポリン競技選手権大会」の大学対抗戦で、男子3位・女子4位と、創部以来の快挙を成し遂げた。
 来年30周年を迎える小樽商大トランポリン競技部は、「受験勉強ばかりした初心者たちが集まる部」(田野監督)と、部員のほとんどが初心者。しかし、今回、全国の31大学が参加した国内で最も権威ある学生選手権(インカレ)で、男子は、強豪の日本体育大学(1位)・金沢学院大学(2位)に次いで3位となった。女子は、日体大・金沢大・学習院大学に次ぐ4位と好成績を収めた。
toranporin1.jpg 同部は、6つのトランポリン台を持ち、このうち2台が世界選手権規定。選手たちは、週4日・1回3時間半の練習を重ね、初心者ながらも全国大会に通じる技術を磨いている。他大学のトップ選手たちからも、商大での合同練習のオファーも増えている。
 森原光主将(3年)は、「個人の成績を集計した結果なので、3位と4位になったことは嬉しい。僕一人の力ではなく、みんなが頑張ってくれた結果。個人で、上位入賞がなかったので、これからの大会で1位を取れるように努力したい。来年は、もっと強い部になる」と意欲を燃やす。
 田野監督は、「トランポリンなどのスポーツは、ほとんど3・4才から始めて、10年くらいの年月が必要。大学生になって死ぬほど努力しても、全国で結果を残すことは難しいものがある。そんな優しいスポーツはない。トランポリンは、神経回路を磨く運動だから、大学生は、それが一番作りにくい時期。今回の大会でも反省はいっぱいある。個々で、もうちょっと賞を取ってもらいたかった。それでも、今回、男子3位・女子4位と、30年来の成績を残してくれて嬉しく思っている」と話している。
 部員たちは、「最初は恥ずかしくて、高く飛び上がるのが怖かったが、みんなトランポリンの初心者だがら、部活の雰囲気が好き」と話す。練習では、先輩・後輩が協力して長所・短所を指摘し合い鍛錬する。商大トランポリン部の今後の活躍が期待される。
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 小樽商科大学トランポリン競技部
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