自民党幹事長から、あれよあれよという間に、自民党新総裁の座を射止めた麻生太郎衆議院議員には、小樽の龍宮神社の”ご利益”があったとの声が上がっている。
麻生太郎氏は、それまでの無役から、8月1日に幹事長に就任し、急に身辺が忙しくなっていた。この中で、前からの約束があった小樽市での講演会に、その足を運んだ。「日本の底力と地方ルネッサンス」と題した全国巡回講演の第1回として、8月9日に来樽した。
講演会の前に、小樽駅前近くの榎本武揚が建立した龍宮神社(稲穂3)に参詣した。龍宮神社を詣でた麻生氏は、榎本武揚にあやかり、出世祈願・勝運祈願をして、その手で境内にオンコ(イチイ)の木を記念植樹した。
それ以後、わずか1ヶ月ちょっとで、内閣総理大臣への道が開いた。22日(月)には、第23代総裁に選出され、24日(水)に開かれる臨時国会で、第92代首相に指名されることになった。
龍宮神社に参詣し、強運を得て、短期間の間に麻生内閣誕生までの日本一の出世街道を駆け上った。これは、「まさに龍宮神社の”ご利益”だ」という関係者の声が寄せられた。
神社境内の片隅には、麻生太郎の名札がつけられたオンコの木が、静かにこの時の経過を眺めている。このオンコの木は、今は小さいが、麻生内閣総理大臣お手植えの木として、強運をもたらすものとして、記憶されることになろう。
果たして、24日(水)誕生する麻生内閣の行方はいかに。
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