小樽都通りをアートでいっぱいにする「第2回アートストリート in 都通り 2008」(9/16~23)の最終日23日(火)13:00、同商店街ふれあいプラザ前で、エコバッグデザインとフォトコンテストの表彰式が行われた。
エコバッグデザインは、小樽をテーマに自由なアイディアがテーマ。市内外から50点の応募があり、見事、大賞に輝いたのは、エコがテーマの総合学習授業で作成した、桜小4年2組の29人。大木を利用したブランコで遊ぶ子供と友達を描いた作品や森や可愛らしいキャラクターなどをデザインした、子供らしい作品が受賞した。
鈴木創事業委員長は、「審査では、かなり迷いました。子供たちの作品の数が多いからというわけではなく、本当に良い作品がいくつもあったので、大賞に選びました。これから、本当にエコバッグとして商品化するが、子供たちのデザインの良い部分を取り入れたり、試行錯誤しながら、ひとつの作品にしたい」と総評。
表彰状と大賞の5万円を受け取った学級委員の高林健人くん(9)と信濃理久くん(10)は、「楽しくなれば良いなと思って描いたので、大賞に選ばれてすごく嬉しい」と喜んでいた。
担任の大磯ゆかり教諭は、「総合学習の授業の中で、自分たちがゴミを減らすためにはエコバッグを使うこと、という話をしている時に、このコンテストの話があったのでみんなで描いて応募しました。私も、生徒と一緒になって応募したので、大賞に選ばれて嬉しい」と話していた。5万円の使い道は、まだ決めていないという。
このほか、エコバッグデザイン特別賞には、小樽運河ガス灯を顔にみたててデザインした木村由紀子さんの作品が選ばれた。このデザインは、商店街の外灯の下に飾るペナントになるという。
「都通りの様子やあなたが選ぶとっておきの小樽、大好きな小樽」がテーマのフォトコンテストでは、「日本のインド?」と題し、天狗山にある色鮮やかな8体の像を撮影した寺田龍吾さんが大賞に選ばれた。寺田さんは、市内各所にある像の修復を絵葉書販売の収益で行っている市民会館の館長。この活動の中で撮りためた”像のある風景”の写真が大賞となった。
第2回アートストリートは好評で、応募・出展作品は昨年の第1回より倍以上に増えた。鈴木事業委員長は、「来年もまたやりますので、ぜひ参加してもらって、皆さんのデザインを垂れ幕にしたり、色々生かせるようにしたい」と話していた。
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