中学生「小樽探検隊」 オリジナルガイドマップ作成


tanken.jpg 自転車で小樽市内各所を探検・調査している「小樽探検隊」(渋間靖隊長)は、8月27日(水)、市指定歴史的建造物66施設をまとめた「オリジナルガイドマップ」を完成させた。
 「小樽探検隊」は、現在、菁園中3年の10人グループ。一番最初の探検となった歴史的建造物巡りの中で、市内にある歴史的建築物の写真を撮影し、「小樽市歴史的建造物ガイドマップ」を参考に、探検隊独自のモデルコースを作り始めた。
 探検から約2年、このほど、市内にある66施設をA5版の小冊子(66ページ)にまとめた。この「オリジナルガイドマップ」には、各建造物の説明・オリジナルルート・地図・リストを掲載。A4のコピー用紙に、建物2施設の写真・概要・一言コメントを印刷し、半分に折ってホッチキスで束ねて完成させた。
 指定1号の大家倉庫は、「この倉庫は、現在も倉庫として使用しているため、中は見ることは出来ませんが、たまに、出し入れの際に見ることが出来ます」。指定11号の小樽市庁舎は、「現在も、市庁舎として活躍。レトロな市役所です」。指定47号の潮見台浄水場管理棟は、「この場所は、わかりにくいところで行くのはとても困難です。現在も浄水場として利用されているため中を見ることは出来ません。我々でも、道に迷いました」 などの一言コメントが面白い。
 また、自転車の探検隊ならではの歴史的建造物マップもユニーク。小樽駅からスタートし、渡邉酒造店、日本郵船(株)小樽支店、渋澤倉庫、小樽商工会議所など、市街地周辺にある42の施設を自転車で、無駄なくスムーズに巡る方法を掲載している。建物と建物の間の時間も記述されており、建物を素通りするだけなら約1時間30分で歴史的建造物巡りが出来てしまう。
 渋間隊長は、「市のガイドマップなどの文章を参考にさせてもらって、学校の社会科の先生にどんな文章にしたら良いか相談に乗ってもらって完成させた。文の内容が簡単になっている。もし、この探検隊のオリジナルガイドマップが欲しい方がいらしたら、メールを下さい」 と話している。メール:otaru_1993@mail.goo.ne.jp 
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