サマースクールで勉強と遊び体験!旧小樽短大


summersch1.jpg 今年3月に閉校した小樽短期大学(入船4)の教室を使って、”子ども達の成長と、自立を育む”、「サマースクール2008」(共育の森学園)が、8月6日(水)から9日(土)までの3日間で開かれている。
 このサマースクールでは、日本語・英語・体育・社会・数学など学校で習う科目を勉強する。しかし、教科書を見て勉強するだけではなく、自分の名前を使って自己紹介をしたり、”夏”をテーマに筆と墨汁で文字や絵を書いたりと、一工夫されている。社会の授業では、小樽の地理や歴史について学ぶ。
 参加したのは、市内の小中学生35人。最初は、ちょっと緊張気味だったものの、授業が進むにつれて、クラスメートと打ち解けて教室は賑やかになった。
summersch2.jpg ”夏”をテーマに筆と墨汁で文字や絵を描く日本語表現の授業では、スイカや海、風鈴などを描く子供が多かった。新聞紙に大きく書いて練習し、本番は、子供らしく大胆に模造紙に夏の風物詩を描いていた。
 夕焼けの海を描いた緑小の鳴海早織ちゃん(5年)は、「学校では、習字で絵を描いたりしないから楽しかった」。「祭」一文字を書いた菁園中の菅原周三くん(中1)は、「すごく迷ったけれど、夏はやっぱり祭と思って書きました」 と話していた。
 共育の森学園では、「半分勉強して、半分遊んで子供たちを育てたい。今後、常設教室学び舎(仮称:OTARU寺子屋)につなげて、小樽の子供達の成長と自立を育みたい」 としている。
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