夏休み中の小学生たちが、8月3日(日)、長橋なえぼ公園(幸1)に集まり、園内の植物を探し回った。
毎年恒例の夏休み企画「夏の自然観察教室」。夏休みの小学生たちが、公園内の植物で標本作りを行い、夏休みの自由研究に生かす。
一昨年までは、植物の採取と標本作りで2回行われていたが、昨年から、「2回も公園に足を運ぶことが出来ないという人もいるので、植物の採取を行って、あとは家で作業してもらう」 と1回になった。
3日(日)は、時折小雨が降る曇り空となったが、参加した子供・保護者10人は、園内の森の中を散策し、ドグダミやヤブハギ、キツネノボタンなどを採取した。その後、志摩俊樹指導員から、標本の作り方を教わった。
「今日と明日は朝・夜の2回、植物を挟んでいる新聞紙を取り替えてください。3日目からは1日1回で大丈夫。これを繰り返せば、1週間から10日間で植物は乾燥する。植物を新聞紙に挟むときは、標本にするときの形をイメージすること。葉を一枚裏返しにすると、ワンポイントアクセントになる。パリパリに乾いたら、当館で用意した台紙に貼り、植物の説明や採取した日を記入して完成」(志摩指導員) と丁寧に説明。
朝里小の渡辺達飛翔くん(小1)は、「おばあちゃんと一緒に新聞を毎日取り替える。大変そうだけど、夏休みの宿題にするから頑張る」 と、熱心に説明を聞いていた。