「総合的な学習の時間」で読書活動を推進する小樽市立西陵中学校(富岡2・佐藤薫校長・186名)の1・2年生122人が制作した「読書ゆうびん」の展覧会が、8月13日(水)~22日(金)、市立小樽図書館(花園5)2階ギャラリーで開かれている。
同校では、2003(平成15)年から読書指導を推進している。今年7月からは、3年生64人が作った本の紹介カード(ポップ)が、実際に小樽の書店で活用されている。
今度は、1・2年生が、「自分が読んで面白かった本を友達にすすめる」ための小型のポスター(A4版)を制作。本のあらすじやポイント、イラストを書き込み、本への興味を高める。
佐野太朗くん(1年)は、3年Z組銀八先生の本を、「これは坂田銀八という死んだ魚のような目をした先生が、Z組にまきおこる問題をZ組のみんなと解決していくストーリーです」 と紹介。登場するキャラクターや爆弾のイラストを描いたユニークな一枚となっている。
このほかに、ホラーの本では、暗い色使いで紹介したり、恋愛ものでは、薄いピンク色で華やかに仕上げ、各生徒たちの工夫が凝らされている。
これらの作品の一部は、8月6日~8日に開催された全国学校図書館研究大会・熊本大会で紹介され、全国各地の学校図書館関係者から「ユニークでレベルが高い」と好評を得たという。
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