8月24日(日)に青森県弘前市で開催される「ファッション甲子園2008(第8回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会)」に出場する、小樽潮陵高等学校(潮見台2)のチームが、22日(金)午前、小樽を出発する。
同チームは、2年生の小山内千冬・大田剛史・北林育子さん(16)の3人。ファッションデザイナーを夢を見る小山内さんが、「がんばれ受験生」と題したユニークなデザイン画を第一次審査会に応募したところ、見事、最終審査会に出場することが決定した。
3人は、夏休み期間を利用して作業を開始。学生服、帽子、ベルトは、小山内さん。はんてんに変わるえんぴつのバッグは、北林さん。衣装を披露するファッションショーでのパフォーマンスは、大田さんが考えた。ハイソックスとルーズソックスを合わせた靴下は、女性2人で作成した。
出発前日の21日(木)は、くしゃくしゃにしたテストやプリントを並べたスカートを作る作業に追われた。スカートは回転式で、はりがねで形をつくり、それにプリントを並べる複雑なもの。さらに、このスカートを脱ぐと、テストや資料がプリントされたズボンが出てくるという工夫も凝らしている。この作業が難航し、3人は、失敗しては作り直しの繰り返しとなった。
小山内さんは、「みんなで作業を分担して行ったが、スカートからズボンに変わるところが難しく何回も作った。この大会で、北海道は、まだ1回も受賞していないと聞いたが、賞を目標にするのではなく、自分たちのために、心に残るような経験が出来るように頑張りたい」 と急ピッチで作業を進めていた。
ファッション甲子園の最終審査会は、8月24日(日)。35都道府県40校・40チームが出場し、ファッションジャーナリストやデザイナーなどが採点することになっている。(写真提供:小山内千冬さん)
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