「小樽の祭りは小樽のみの祭りにあらず」。小樽の夏の一大イベント「第42回おたる潮まつり」(7/25~27)開催まで残り1週間となった。
17日(木)16:30、雨模様の中、第2回実行委員会が、港湾センター(港町4)で開かれた。34人の実行委メンバーが集まり、それぞれ各担当委員から、うちわコンテストや潮ふれこみ・ねりこみ・わたり、募金収入などの状況が明らかにされた。
潮ねりこみには、75悌団(チーム)約5,600人が参加する予定。今年は、札幌市長や手稲区長の約20名が参加することになった。42年の歴史の中で、他都市の市長が参加することは初めてのこと。また、ねりこみコンテストでは、初の市民投票を行う。小樽グランドホテル・運河プラザ・エコクルーブース(会場内)の3ヶ所に投票箱を設置することにしている。投票用紙は、パンフレットにつける。会場や新聞折込などで配布する。
潮わたりは、募集人数150人に対し、342人から応募があった。今後、抽選で乗船者を決めることにしている。今年は、民間企業の台船を借り、住吉神社の神輿を乗せて、海上神輿渡御を行う予定。「小樽港の安全・発展を祈願して、潮わたりの目玉として行う」。
募金状況(7月16日現在)では、目標額1,350万円に対し792万7,475円が集まっている。達成率は58.72%で、昨年の52.37%を上回っている。協賛金などが減少する中、今回、大口のスポンサーからの収入があったという。
潮風鈴は、127個販売された。今年初企画のうちわコンテストでは、市内小学校から807人の子供たちから応募があった。今後、実行委で選考作業を行い、最優秀作品などを決める。また、24日(木)から、運河プラザで応募作品の展示を行う。
実行委員会終了後、会場で、本部事務所開きが行われた。西條文雪実行委員長は、「今年は、初めて札幌市長や手稲区長がねりこみ参加してくれる。小樽のPRも出来ると思う。天気に恵まれ、盛大に開催されることを願う。あと一週間みんなので力と熱気で小樽を盛り上げたい」 と熱く語った。
来賓の山田勝麿市長は、「今日、雨が降ったので、今年の実行委員長も雨男かと思ったが、早めに降ってくれたんだと思っている。開催まで残りわずかとなったが、第42回も大成功に終わるように願う。昨年以上の入込みになるように願っている」 と期待。
今後、会場では、中央ステージや提灯の設営など、潮まつり開催に向けての準備作業が急ピッチで進められる。
◎潮まつりイベント