7月28日(月)日の出前、小樽の空と海が、朝焼けで真っ赤に染まった。
海が東の方角に開かれている小樽では、この時季には、見事な朝焼けが織り成す一大天体ショウが見られる。
3日間の潮まつりの終わった28日(月)の日の出前のわずかなひととき、小樽港と石狩湾の空と海が、薄紫からピンク、オレンジ色から深紅にへと変わった。港の対岸の山から昇る朝日が、空と海を真っ赤に染めた。
この深紅の海に、大型フェリーが一条の航跡を残しながら、凪の中、静かに港に入ってくる。新潟~小樽を結ぶ新日本海フェリーの「らいらっく」だ。船も空と海の赤に映えて、荘厳な朝焼けのスペクタルを演出する。
28日(月)の日の出時刻は、04:21で、この朝焼けのスペクタルは、日の出前のわずか10~15分間の出来事。昇る朝日とともに、刻一刻と空と海の色を変え、やがて一日の朝がやって来た。