学校適配の地域懇談会 初回は17人(忍路中)


 「学校規模・配置の適正化にかかわる地域懇談会」が、7月7日(月)から始まった。
tekihaikondankai.jpg この懇談会は、小樽市教育委員会が、「小・中学校の規模・配置の適正化に関する計画を作るに当たって考え方を示し、地域の皆さんからのご意見をいただく場」として、忍路中学校(蘭島1)をはじめ、市内14中学校で7月末まで行われる。
 初回の忍路中学校の懇談会には、菊譲教育長をはじめ、教育部長や次長、主幹など8人が出席した。地域からは、中学校PTAや学校関係者、市議会議員など17人が参加した。関係者や市議会議員を除くと、市民は、わずか11人だった。市教委は、6月25日の小樽市議会・学校適正配置等調査特別委員会に示した「基本的な考え方」について、約15分説明し、出席者からの意見を求めた。
 出席者からは、「この考え方にあるような学級数・人数を基本に考えるのか。忍路中は塩谷と足しても、教育委員会が示す1学級3クラスにならない。長橋に行かないといけないことなのか。こうなると、不安を抱える人も多い。基準は何か」 と質問が出された。
 しかし、市教委は、「今回示した考え方がすべてじゃない。地区ごとにあり方を協議していく。地域の意見を聞きながら、考えていく。機械的にすることは想定していない」 と、具体的な考え方を示さなかった。
 このため、「桃内小学校が統廃合で無くなってから、そこの地域に若い人が住まなくなり、地域崩壊につながった。もう少し、地域のことも考えた意見があっても良いのでは」や、「市教委がどういう意見を求めているのか、我々がどんな意見を出したらよいか、全然分からない」 などと不満の声があがった。
 また、地域懇談会にたった17人しか参加しなかったことに対し、「地域懇談会なので、もう少し、人が集まって、色々な人の意見が出るようにしてもらいたい」、「この懇談会が開催されることは、6月末に初めて聞いた。地域の人に来て欲しいと言っているが、告知が足りない」 との指摘も出されていた。
 懇談会は、今後、蘭島方面から銭函方面にかけて13回行われる。
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