旧国鉄手宮線跡地の活用策を探る第2回懇話会が、6月6日(金)10:00~11:30、市立図書館2階で行われた。
第1回懇話会で各委員会から出された意見をもとに、事務局が、CG(コンピューターグラフィック)で作ったイメージ図を発表した。沿線に桜並木を設置してSL型DMVを走らせたイメージや、移動カフェ、オープンカフェと照明・イルミネーション、案内板、ツツジを配置した様子など22案を示した。
この図案に対して各委員からは、「運河周辺の案内ではなく、山側・駅側の小樽の名所の情報を案内出来るようにしたらどうか。小樽にまつわる俳句を、美術館・文学館と線路の間にある壁に貼り付けるのはいかがか」
「市民が楽しめるものでなければ、観光客も楽しめない。沿線にツツジを市民が植樹するというのはどうか。市民が、街づくりに参加したという実感が出ると思う」
「雪あかりの路のように、夏場でも、線路の足元を照らすような灯りが必要だと思う。例えばガラス市や陶器市、など、毎週毎週、市民が楽しめるイベントを行うのはどうか」、「職人の町にちなんで、体験会などを実施するのは」
「美術館・文学館と線路の間にある壁を取り除き、広い空間にするという案があるが、この壁にはツタが絡まっていて、秋には真っ赤になってとても風情がある。DMVなどの乗り物を通すという案は分かるが、線路を散策したいときは、どうすれば良いか。手宮線を見るには、乗り物を使わないといけなくなるのか」 など様々な意見が飛び交っていた。
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