6月11日(水)から開会する小樽市議会第2回定例会(6月市議会)に提出する、平成20年度小樽市一般会計補正予算や条例案など全8議案・2専決処分報告が、3日(火)に発表された。
市総務部長・財政部長らは、3日(火)15:00に記者会見を開き、議会に提出する議案の概要を説明した。
一般会計の補正額は、職員賞慰金640万円、富岡公民館屋根等補修費392万円、対象者拡大に伴う医療扶助費1,640万円などで計3,452万9,000円。これで、2008(平成20年度)の予算総額は、559億4,919万円となる。
小樽市職員定数条例の一部を改正する条例案は、一般部局が850人から806人の44人減、病院592人から575人の17人減、水道局110人から100人の10人減、教育委員会207人から204人の3人減、消防団606人から514人の92人減の計2,645人から2,479人の166人減とする。消防団員の定数削減によって、退職金や災害共済保健等の負担金が1,300万円から200万円減少し1,100万円となる。
小樽市福祉医療助成条例の一部を改正する条例案は、北海道の医療給付事業の制度改正に伴って、対象者の範囲を拡大するもの。乳幼児医療費助成の対象者(現行6歳未満)に、6歳以上12歳未満の児童を加える。重度心身障害者医療費助成の対象者に重度精神障害者を加える。
専決処分報告では、公設青果地方卸売市場の定温庫の冷却ガス漏れで、商品の柿に損傷を与えたとして支払った、廃棄した分と痛んで値下げした差額分の43万4,950万円の損害金。長橋なえぼ公園内で、設備瑕疵(かし)によって転倒したとして支払った1万3,150円の治療費が計上された。
また、8年間にわたって続けられていた日正寺の石垣崩落事故の裁判で、市が和解金2,050万円を支払うことになり、追加で補正予算が計上される。重要文化財旧手宮鉄道施設機関車庫三号保存修理工事費が増額するため、これも追加補正されることになっている。