今冬公開予定の恋愛映画「恋極星(こいきょくせい)」のロケが、小樽市内各所で行われている。
「恋極星」(AMIY MORI監督)は、「君に光を」(ミツヤオミ氏・別冊フレンド)が原作。北海道のある町で、自閉症の弟と2人で暮らすヒロイン(戸田恵梨香)が、11年ぶりに幼なじみ(加藤和樹)に再会。病に侵される幼なじみと恋に落ちる悲しいラブストーリー。
北海道ロケの90%は、小樽市内で行われた。石山町の十間坂や、潮見台浄水場、 オタモイ市営住宅、花銀通り、和光学園などで撮影。すでに、今年の2月から3月に冬景色の撮影を終え、5月11日からは、小樽の春の景色とともにクライマックスシーンを撮影中。
潮見台浄水場では、市指定歴史的建造物となっている「潮見台浄水場管理棟」を、プラネタリウムの入口に見立てたロケが行われた。出入り口から、ヒロインが出てきて青空を見上げるシーンを撮影。映画関係者は、「坂があって起伏のある町で、美しい」 と、クランクアップまで急ピッチで作業を進めている。
「都会と自然がある小樽の町が、映画のイメージに合った。あえて観光施設を使わなかった。雪質も札幌と比べて小樽の方が良かったので、白い雪を求めてきた」(木村元子プロデューサー) 。