開館20周年を迎える北一ヴェネツィア美術館(堺町5・金指智子館長)は、記念特別展「ガラスの虫の美しき世界展」を8月25日(月)まで開催している。ヴェネツィアの名門ガラス工房によって作られた、本物の虫と見まちがえるほど“リアル”な作品が並んでいる。
同館は、小樽の観光通り堺町通り沿いにある。ヴェネツィアに現存するグラッシィ宮殿をモデルとして建築され、5層一部吹き抜け、13展示室からなる。1階エントランスには、ゴンドラが浮かぶ室内プール、18世紀頃の宮殿の部屋を再現した2・3・5階の展示室には、ヴェネツィアガラスの作品が展示されている。
記念特別展では、名門工房エリーテ・ムラノの繊細で豊かな色彩技術で作られたテントウムシやクワガタ、ハチ、チョウなどが展示され、虫の世界が生き生きと表現されている。
さらに、縦33cm×横28cm×高さ45cmの大きなカマキリや、ヘラクレスオオカブト、クワガタの新収蔵品3点も飾られている。細部までこだわった美しい色彩と技術によって、力強く大きな虫たちが来館者たちを驚かせている。
一般700円・中高生500円・小学生400円。問合せ:0134-33-1717
◎開館20周年記念特別展 『ガラスの虫の美しき世界展』
◎北一ヴェネツィア美術館HP