小樽のウニ漁が、5月10日(土)から解禁。市内各漁港の前浜では、一斉にウニ漁が行われている。
市内では、10日(土)にウニ漁が解禁となったが、小樽市漁業協同組合(色内3)の12日(月)の初せりに合わせて、市内漁師たちは、11日(日)早朝5:00から磯舟に乗り、高島や祝津、忍路など各地で、一斉にウニ漁を行った。
高石漁業(塩谷1・高石正康代表)も、今年初のウニ漁を塩谷沖で行った。漁師歴4年の若い高石智貴さん(21)が磯舟に乗り、覗きガラスで海底のウニを見つけ、獲り揚げた。この日は、ムラサキウニとバフンウニ折25枚分の水揚げなった。
水揚げされたウニは、作業場に直行。ウニを半分に割って、身を取り出して、塩水につけて、内臓を取り除く、折り詰めのための作業が母親と二人の親子で、手際よく行われた。
「コンブの密生した所に良いウニがいるが、見つけて獲るのは大変。一人前になるには5年と言われているから、今年で4年目なので、これから、他の漁師さんたちと同じくらい獲れるようになりたい」(高石智貴さん) と、作業に追われていた。
11日(日)に揚がったウニは、12日(月)早朝の小樽市漁業協同組合地方卸売市場のセリにかけられ、小樽市内に出回る。「まだまだ走り(はじめ)で、値段は高いが、これから夏にかけて本番を迎え、値段も安くなり、美味しくなる」 という。小樽のウニ漁は、8月まで。