十和田湖や野付半島でH5N1ウィルス感染で死亡した白鳥が見つかったことなどを受け、小樽市保健所(富岡1・外岡立人所長)では、「鳥の病気という限定的な問題ではなく、新型インフルエンザに移行する可能性が高い人間社会全体の問題」 として、5月8日(木)・12日(月)の2回にわたって、緊急学習会を同所講堂で開くことになった。
緊急学習会は、この問題に精通している外岡所長が講師となる。「1万件を超える海外情報から集約された客観的知識の提供と、その新型インフルエンザへの発展の背後に潜む問題点の明確化を行う」。行政・医療・教育などの関係者をはじめ、小樽市民を対象にしている。
5月8日(木)の第1回は、「H5N1鳥インフルエンザの正しい知識」。ウィルスが世界中に広がった経過や人への危険性、ウィルスの封じ込め対策を勉強。12日(月)の第2回は、「H5N1鳥インフルエンザから新型インフルエンザへの移行」。両者の関係やシームレスに移行する脅威、現在の危険性、対策(予防方法と治療方法)、発生した場合の被害(世界と日本)を勉強する。
市保健所では、「正しい知識と情報を得ていなければ、対策、啓発、そしてその将来的脅威を予知することは困難です。2日間の日程となっており、両日共に参加できる方のご参加をお待ちしています」 と呼び掛けている。また、参加出来ない場合は、資料を提供するという。参加・資料提供の問合せは、0134-22-3110 小樽市保健所健康増進課
◎小樽市保健所「鳥インフルエンザ」緊急学習会
◎鳥及び新型インフルエンザ直近情報HP
◎感 染 症 危 機 ネ ッ ト
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