4月21日(月)14:30、ウィングベイ小樽(築港11)3番街・ヒルトン小樽の5階厨房から火災が…。逃げ遅れた従業員や宿泊客が助けを求め、消防のサイレンが鳴り響いた。
これは、「春の火災予防運動」(4/20~30)期間に合わせた消防訓練。小樽市消防本部と市消防団、ヒルトン小樽自衛消防隊、ウィングベイ小樽中央監視室の4機関・約70名が参加した。
訓練は、ウィングベイ小樽(菅澤康彦支配人・18階・16,450平米)の5階厨房から火災が発生。火勢は上階へ拡大延焼し、逃げ遅れた従業員が5階と7階から助けを求め、宿泊客が1階ロビーで転倒・負傷し、救助を求めているとの想定で行われた。
従業員が「火事だあ、火事だあ」と呼びかけ、自衛消防隊が初期消火を試みた。消防車のサイレンとともに消防隊員たちが到着し、真っ先に建物内部へ進入し、負傷した宿泊客を救出した。5階・7階で逃げ遅れた従業員を見つけると、隊員がハシゴ車で上階までスルスルと上り、救助者を抱きかかえながらロープで地上に降りた。人命救助を終えると、タンク車から7本のホースで一気に勢い良く放水、無事消火して、一連の訓練を終えた。