ツツジやたんぽぽの花々が開き、陽春の花咲く季節が訪れていた市内は、4月12日(土)に、天候が一転し、雨に混じった湿り雪が降り注いだ。
12日(土)は、「北海道付近を上空に寒気を伴う気圧の谷が通過している」(札幌管区気象台)ため、市内は急激に冷え込み、最低気温2.0℃・最高気温5.5℃と冬に戻った。
早朝から断続的に雨と湿った雪で、JR小樽駅前交差点では、週末の観光客たちが、レインコートや傘で霙を避けながら目的地に向かっていた。
小樽天狗山ロープウェイ(最上2)では、5日間の整備安全点検を終えて9:30から夏期営業をスタートした。しかし、山麓駐車場から山頂まで白い雪に覆われ、せっかくの眺望も雪とガスに遮られ、初日の客足は、まばら模様となった。
同ロープウェイを運営する中央バス観光商事では、「昨日まで晴れていたのに、夏期営業をオープンする日から雪になってしまった。今年は、例年よりも一週間早くオープンしたので、雪が降ってしまったのだろう。ロープウェイで山頂に上っても、中腹で何も見えなくなってしまう」 と窓の外を覗き込んでいた。
◎小樽天狗山ロープウェイHP