ゴールデンウィーク(GW)入りした26日(土)の市内は、好天だったが風が強く吹き付けたが、桜の見ごろと重なり、大勢の花見客が、桜名所の手宮公園などに繰り出した。
花見客たちは、ゴザを敷いて仰向けになって桜を眺めたり、大勢でバーベキューをしたり、ピンク色の花を咲かせた桜を楽しんでいた。
市内各所では、4月下旬から一斉に桜が開花し始めた。すでに満開となっているところもあるが、花見の名所・手宮公園の桜は、まだ3分から5分咲きのものも多い。それでも、GWを利用した家族連れやカップルなどの花見客が大勢訪れ、小樽の春を満喫していた。
バーベキューをしていた家族は、「花見はやっぱり、桜の下でバーベキューでしょ」、「まだ、咲いてない花も多いけれど、手宮公園全体がピンク色に染まっているので、それだけでもいい」 と会話を弾ませていた。
また、手宮公園内にある手宮緑化植物園は、29日(火)からのオープンで、まだ入口ゲートが閉ざされたままだった。しかし、すでに開園しているものと思って車で訪れた人たちが、閉じられた扉の前で、Uターンを強いられていた。それでも、訪れた市民たちは、園内の桜を一目見ようと、門の隙間から入り、開花した桜とともに、小樽港の風景を楽しんでいた。
一方、観光客が増えるはずのゴールデンウィークの観光名所・小樽運河や堺町通りは、例年よりも人がまばらで、観光業者たちは、「今年のゴールデンウィークは、休日が離れているので、観光客が少ない。5月3日からの後半に期待する」 と肩を落としていた。